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E3でサプライズ連発! スクウェア・エニックス、攻めの姿勢でさらなる飛躍を目指す――松田社長インタビュー(1/2) - ファミ通.com

――ハイエンドゲーム機向けのタイトルが多かったのも驚きでした。今後もそちらに注力していく方針なのですか?
松田 ハイエンドとスマホ向けのライトなものとの両輪ですね。ハイエンド向けのものは、つねに最先端技術にキャッチアップしていくということに加えて、ブランドへの投資という意味合いもあります。ハイエンドゲームは我々のアイデンティティーを表すものだと捉えていますから。スマホ向けでは、いままでと何か違うものを提案する、ということにチャレンジできますので、そういった意味で大切です。
(中略)
――今回のE3には出展はされませんでしたが、『FFXV』というビッグタイトルも控えています。『FFXV』のほうはいかがですか?
松田 『FF』はやはり、ナンバリングの新作のたびに新しいことに挑戦し続けてきた作品ですので、本編の最新作『FFXV』には非常に期待しています。ディレクターの田畑(端氏)もグローバルローンチを目指して、いろいろなプランを立てています。近々お話できるのではないでしょうか。
(中略)
――おお、そうですか! 期待しています。VR(バーチャルリアリティー)コンテンツに関してはいかがですか?
松田 VRに関しては、欧米の開発チームが実験的にデモを作ってみた、という段階です。国内チームでも、「実験してみたい」というチームがあって、そのチームが準備しているところです。我々にはゲームに限らず、いろいろなメディアで展開するコンテンツがありますから、それらも活用して、何かできないか検討中です。VRにはさまざまな可能性があると考えています。
(中略)
松田 “切なさ”をテーマにした作品なので“SETSUNA”と呼んでいます。
――インディースタイルとなると、開発期間は短めを想定されているんですか?
松田 そうですね。ある程度の期間で区切らないとチームの運営が難しくなると思いますし、一気に集中して作ったほうがモチベーションも保てます。リリースした結果を見て、次作へ展開し、ゆくゆくはビッグIPに育てていければと思っています。
――具体的にはどれくらいの発売時期を目指しているのですか? 来年とか?
松田 はい、2016年に日本と海外でのリリースを予定しています。
――あ、そんなに早く。RPGだからもう少し時間がかかるのかと。
松田 開発自体は昨年からスタートしていますし、スピード感を持って進めています。
(中略)
松田 新しいIPを育てていくことは大切です。私の勝手な理屈ですが、ビッグIPをすぐに育てることは難しい。これまでのゲーム業界を見ていると、ゲームに関しては3作目で化ける、ブレイクするというものがけっこうあるんです。逆のケースももちろんありますけど(笑)。そういう意味でも、最低3作目までは作らないと、育つか育たないかはわからない。これを私は“3作目の法則”と呼んでいます(笑)。ですので、1作目、2作目は小回りが効く規模で挑戦し、3作目に大ヒットが期待できるまでに育ったら規模を大きくする。3作目で成功してくれれば、それで構わないと思っています。

気になった点をまとめると、以下のような感じでしょうか。
・ハイエンド機向けタイトルはスクエニのアイデンティティ。スマホもチャレンジという意味で大切
・ FF15のロンチに向けてのプランは近々発表できる
・ VRは国内外のチームが実験中。ゲーム以外のコンテンツも視野
・Project SETSUNAは既に昨年から開発中で2016年に発売予定
・新規IPは3作目で大きく成功するよう育てたい

社長に就任して2年となる松田社長ですが、E3ではサプライズ連発で海外ゲーマーを大いに湧かせるなど、停滞していたスクエニを活性化させることに成功しているようです。
安易にスマホやライト層向けのお手軽ゲームに逃げるのではなく、ハイエンド機にもしっかりと向き合っていくことの大事さを認識してくれているのはゲーマーとしても嬉しいですね。