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セガのドリームキャストは1998年11月に発売されましたが、販売不振のためその2年半後の2001年3月に製造中止となりました。そのドリームキャストの累計出荷台数は1045万台とされていますが、任天堂のWii Uの2年7ヶ月経過後(2015年6月時点)の累計販売台数がドリームキャストをさらに下回る1002万台であることが話題を呼んでいます。

Sega Dreamcast Has Sold More Consoles Than The Wii U / Game Nacho
It’s no surprise that Nintendo’s Wii U hasn’t taken off as well as Nintendo had hoped. Hoping that consumers would by a practically HD version of the Wii didn’t pay off. After several years on the market the Wii U still has not sold enough consoles as the financial failure of the Sega Dreamcast.

[抄訳]
任天堂のWii Uが彼らが期待していたほど売れていないことは驚きではない。消費者はWiiのHDバージョンにお金を払おうとはしなかった。発売数年が経ったが、Wii Uはまだ財務上の失敗となったセガのドリームキャストよりも売れていない

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ドリームキャストはセガがゲームハード事業から撤退へと追い込まれることになった直接の原因となった機種ですが、Wii Uがそれよりも売れていないという事実は、改めて任天堂のハード撤退への可能性を思い起こさせます。

もっとも、任天堂はセガのような即時撤退ではなく、NXの発売などによって時間を稼ぎつつ、スマートデバイス向けのソシャゲやQOLなど家庭用ゲーム機以外の事業を育てていくというソフトランディングになるのではと思われますが。