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コーエーテクモホールティングスの2016年度2Q(7-9月)決算が発表されました。中間期の売上は151億5900万円(前年同期比5.9%減)、営業利益24億7700万円(同24.8%減)、純利益56億5300万円(同8.8%減)と減収減益となりました。
2015年4月時点での期初計画の売上高155億円/営業利益17億円に対して売上は微減、利益は大幅増となっています。

平成28年3月期第2四半期決算短信(PDF)
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このような経営環境下において、当社では経営方針「IPの創造と展開」のもと、各種施策に取り組んでまいりました。IPの創造では、完全新作「よるのないくに」(PS4、PS3、PSVita用)が厳しい市場環境の中で力強い立ち上がりを見せました。IPの展開では、アニメの世界観を忠実に再現した「アルスラーン戦記×無双」(PS4、PS3用)など、新たなコラボレーションを開拓しました。これらにより、当社グループの当第2四半期業績は、売上高151億59百万円(前年同四半期比5.9%減)、営業利益24億77百万円(同24.8%減)、経常利益56億53百万円(同8.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益40億61百万円(同3.4%減)となりました。
なお、売上高については、品質向上のため一部タイトルの発売時期を延期したこと等により期初に公表した第2四半期累計業績予想を下回りましたが、ダウンロード販売やロイヤリティ売上などの利益率の高い分野や有価証券関連損益が牽引し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、期初に公表した予想を上回りました。

当初は9月の発売予定だった『ソフィーのアトリエ』が11月に延期した影響があったことを考慮するとまずまずの結果と言えるでしょう。これには完全新規タイトルの『よるのないくに』が大きく貢献したようです。
一方、6月に発売された3DS『新・ロロナのアトリエ』については言及が無く、無かったことにされているようです。

■セグメント別の業績
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各セグメントの業績を見てみても、主力の家庭機向けゲームソフトを始めモバイルやパチスロ機など全セグメントで確実に利益を出しており、安定して経営状況であることが伺えます。モバイルよりも家庭機向けソフトのほうが利益率が高いことも注目ポイントです。
下期には『ソフィーのアトリエ』『DEAD OR ALIVE Xtreme 3』の他、『進撃の巨人』といった完全新作も控えていますので下期の業績にも期待できるかもしれません。