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任天堂の2016年3Q決算発表会が2月3日に行われましたが、その質疑応答の内容が公開されています。


要約すると以下のような感じでしょうか。

Q1. ミートモ以外のスマホ向けタイトルの内容は? 
A1. キャラクターには制限を掛けない
       家庭機との相乗効果を狙えるタイミングを作り方を考えたい

Q2. NXはスマホとの相乗効果を出せるタイミングで発売?
A2. NXについては今日は話さない
      家庭機とスマホの連動はNXに限った話ではなく、3DSやWii Uも対象
      連動なしでスマホ単独で遊べるものも考えている
   
Q3. 「任天堂らしい利益」を目指すための事業を一つあげるとすれば何?
A3. NXとスマホ
      来期は新しいビジネスをスタートさせるための準備や投資
        
Q4. 組織再編や事業提携の進捗状況は? 
A4. 経営企画室に進捗管理を任せている
       スピード感を持って開発を進めることの重要性の認識はしている

Q5. 社長メッセージにある「任天堂IPに触れるお客様を増やしていく」の本意は?
A5. 子供が任天堂のゲームを遊ばなくなってきた
       日常生活での任天堂キャラクターの露出を増やし、ゲームに興味を持ってもらう

Q6. 従来戦略の踏襲だけでなく、君島社長らしい構想はあるか
A6. 若い世代が活躍できるよう組織を変えてきている
       事業戦略としてはスマホ活用とゲーム機との相乗効果を狙いたい
       睡眠計の商品化は凍結。QOLという領域での検討は継続

Q7. 来期の利益は新規事業が貢献するのか、それとも既存事業が中心になるのか
A7. 来期も3DSが大きな柱。大型タイトルも開発中
       Wii Uも好評を得られるようなタイトルを出したい
       新規事業については来期予想の発表のタイミングで具体的に話す
       NXは企画や開発を進めているところで、来期は投資コストが掛かる

Q8. 3DSがハードもソフトも計画を下回っている。原因分析と対策は?
A8. 今期は発売タイトルが弱かった
       キッズ層と女性層を狙うことと、定番タイトルの拡販が重要

岩田前社長の長すぎて要領を得ず、隙あらば自慢と他社批判をねじ込んでくる回答よりはスッキリとしていて、少なくともその部分は好感が持てます。
世代交代を促進し、前社長の負の遺産であるQOLを潔く潰すという経営判断も的確であると思えますので、前社長よりは経営センスがあるのかもしれません。

NXについては情報が殆どありませんでしたが、QA7の来期の収益プランについての話が参考になるかもしれません。

来期のニンテンドー3DSのソフトがどういうものかについては、今日はまだ発表できていませんが、大型タイトルも含めて開発を継続中です。ニンテンドー3DSのビジネスは来期も引き続き大きな柱になってくると思います。
(中略)
NXについては、発売に向けていろいろと開発や企画の検討を進めているところですので、今以上に投資をしていくことが必要になると思っています。 

来期の収益の柱は引き続き3DSであり、大型タイトルも出すと発言していますので、NXが携帯機だとすると2016年内の発売は無いように思えます。
Wii Uを早々に切り捨てて据置機として出すというパターンもあり得るかもしれませんが、NXの開発の進捗状況からは年内発売を控えたスピード感は読み取れません。
やはりNXは2017年以降の発売が濃厚であるような気がします。