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任天堂がゲーム専用機へのこだわりを捨てスマホ参入宣言を行ってから一年、満を持して2016年3月17日より配信開始したスマホ参入第一弾アプリ『Miitomo(ミートモ)』ですが、3月21日時点でセールスランキング400位前後とふるわない結果となっています。

売上トップの Android アプリ - Google Play の Android アプリ
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任天堂によるとダウンロード数は100万程度は行ってるようなのですが、肝心の売上には繋がっていないようですね。
ネットの声を聞いてみると、もの珍しさもあってDLしてみたもののMiiを作成した後はやることがなく、収録しているミニゲームもつまらない、全体的にロードが長くて不快と、アプリとしてのクオリティが低いため遊び続けてもらうことができないという構図が浮かんできています。

「スマホ事業は家庭機への誘導が目的であり、利益は狙っていない」と擁護する声もありますが、君島社長は決算発表会の場で「任天堂らしい利益のためにはNXと並んでスマホ事業が重要」と言い切っています。
絶対に失敗することができないスマホ参入第一弾がこのような結果に終わったことで、経営方針の修正も求められることになりそうです。

2016年2月3日(水) 2016年3月期 第3四半期決算説明会 - 質疑応答
この状況で「『任天堂らしい利益が出せそうだ』と確認できるような事業を、あえて一つだけ言うとすると何になるのか挙げてほしい」というご質問だったのですが、二つ言わせていただこうと思います。一つは「NXのビジネス」で、もう一つは「スマートデバイスのビジネス」です。これらをしっかりと軌道に乗せていくということが、任天堂らしい利益に達していくための条件になってくると思います。

3~4年前のスマホ業界の状況であれば、この程度の出来のアプリでもそれなりに結果を残せたのかもしれません。しかし、スマホ市場はすでに成長が鈍化しており、その中で各社が生き残るために、高額な開発費を注ぎ込み、新規アプリ大量投入をエスカレートさせ、テレビCMを大量投下することが当たり前になった今では、このクオリティでは競争に勝つことはやはり難しいのでしょうか。