4月27日の市場引け後に任天堂の2016年度の決算が発表されましたが、それを受けた28日の株価は前日比1365円安、マイナス8.26%の大暴落となってしまいました。
任天堂株が2カ月半ぶりの下落率-マリナーズ持ち分売却へ - Bloomberg
任天堂株は28日、売り先行で始まり、一時、前日比9%安の1万5040円まで下げた。終値は同8.3%安の1万5155円となり、2月9日以来の下落率となった。任天堂が27日に発表した今期(2017年3月期)の純利益予想は350億円で、アナリスト17人の予想平均(441億円)を下回った。営業利益予想も450億円と、市場予想(656億円)を下回った。自社製ゲーム機の販売不振が続く見通しで、反転を目指して今秋にスマートフォン向けゲームを追加投入、来年3月には次世代ゲーム機「NX」を発売する。
来期の展望としてWii Uはプレゼン資料1枚、NXは2枚、3DSは4枚であるのに対し、スマホには10数枚の資料を費やしてMiitomoのアピールや新作スマホゲーの発表などを行いましたが、市場の反応は薄く下げ幅を拡大する結果となってしまいました。
絶対に失敗できないスマホアプリ第一弾であるMiitomoのセールスランキングが圏外ギリギリの397位(4月29日現在)と低迷していることから、任天堂のスマホアプリに対する期待感も剥落してきたのでしょうか。
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あるいは、決算発表会の場で縦軸も横軸も数字が不明なグラフを出し、無理にポジろうとする君島社長のプレゼンが失望を誘ったということもあるかもしれません。