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ポケモンGOの大ヒットは、むしろ任天堂の主力・専用ゲーム機事業をさらに衰退させる
ポケモンGOを開発販売しているのはグーグルから独立した米ベンチャー、ナイアンティックという会社で、任天堂はそこの株式を部分的に所有している。ポケモンGOの販売にかかわる収益をどう分配するかについて、ナイアンティックは明らかにしていない。任天堂が所有する株式持分についても明らかにしていないのだ。
 ちなみに、任天堂はポケモン・キャラクターを管理する株式会社ポケモンについても32%の株式を所有しているにすぎない。
今回のポケモンGOの大ヒットが、任天堂が今秋にリリースすると予想されている専用ゲーム機の売り上げにどう好影響を与えるかが注目されているが、実は影響を与えないとみるべきである。むしろ経営学者クレイトン・クリステンセンが唱えた「イノベーションのジレンマ」理論からいえば、ポケモンGOという破壊的技術により、ポケモン・キャラクターを使用する専用ゲーム機の失速は加速する、と見ることができる。

勘違いしている人が多いですが、3DSソフトのポケモンも、ポケモンGoも任天堂が開発してるソフトではありません。ですので、ROM製造委託料という名のテラ銭や、ハード売上がなければ任天堂の営業利益には1円も貢献しないということになります。

これまでポケモンは任天堂ハードを買わないと遊べなかった訳ですが、今後はわざわざゲームハードを買わなくても基本無料で遊べてしまいます。
ここで、岩田社長のありがたい言葉を思い出してみましょう。

2011年7月29日(金)第1四半期決算説明会 - 質疑応答
ゲームを無料で始めていいですよ、というやり方でアイテム課金をするというビジネス構造は、私たちがやろうとしているゲームビジネスと価値のアピールの仕方が全く違いますので、その枠組みでは自分たちのコンテンツの持つプレミアムな価値というものが傷つく

2012年10月25日(木) 第2四半期決算説明会 - 質疑応答
無料だとか85円では味わえない、圧倒的な面白さをお客様に提供できなければ、そもそも任天堂という会社の存在価値はないし、ゲーム専用機の存在価値はなくなってしまう