Pokemon-usage

ようやく日本でも配信が開始されたiOS/android『ポケモンGo』ですが、話題性が先行した割にクオリティが低めであることが判明し、国内外の失望したユーザーが離れていくという事態に陥っているようです。

「ポケモンGO」にはもう飽きた、というソーシャル上の声|WIRED.jp
このゲームについての世間の声は、急激な熱狂または困惑気味の寛容さから、ある種の軽蔑のようなものへと移り変わりつつある。いままさにこの瞬間、ソーシャルメディアではポケモンGOを捨てて現実の生活に戻れ、という皮肉っぽい論調が主流となっている。

米警察からは「家主たちは、所有地内をうろつく人々を気味悪く思っている」と警告を発表している。しかし、(プレイヤーにとっては)目前にゲットできるピカチュウがいるというのに警告を思い出すことなんて不可能だ。しかし、プレイヤー以外の人たちにとっては不満として溜まっていく。

そろそろ #ポケモンGO に飽きてしまった理由を挙げていこうか
アプリをタップすると左の画面に続いて右の画面が表示される。このローディングがけっこう長い。ここでフリーズすることもしばしば。そうすると次からアプリを立ち上げるのが億劫になる。

ポケモンGOで遊んでるときにLINEとかSlackとかFacebookとかいろいろ通知がくる。そっちを開くと、再びポケモンGOに戻ったときに最初のローディング画面から始まってしまう。

公園にいるとポケモンをやってると思われそうで嫌だ
自意識過剰かもしれませんが、もはやゲーマーしかいないセントラルパークでスマホを取り出すのは少々気恥ずかしい。

そしていつしかポケモンがいてもモンスターボールすら投げなくなる。

ストーリー性がないからただのポケモン収集作業になる
好奇心の糸がぷつんと切れる瞬間がある。

ポケモンGOがつまらない。ゲームではなく「お散歩アプリ」である3つの理由。 | モノブロ monoblog
すぐに気分は、ポケモン Not GOになる。散々ニュースでアメリカでの熱狂を見聞していたが、普通に考えれば、現実世界を歩き回るなんてたいへん面倒なゲームである。そんなマイナスをポケモンGOではどのような仕掛けやゲーム設計でクリアしているのだろうかと密かに楽しみにしていた。しかし、ポケモンGOにはそんな素敵な仕様は一切なく、ポケモンをAR(現実拡張)の技術を使って作ってみた程度のゲームに過ぎない。地図を見ながら、無秩序に並べられたポケスポットやポケモンのアイコンを見て、その場所へとウロウロするだけである。プレイして1時間であっさり飽きた。一部の熱狂的ポケモンファン以外のゲーム大国の日本人からは厳しい評価を受けることだろう。

ポケモンGOは拡張現実ARをうまく使って新たなゲーム性を提示しているのではないかと期待していたのだが、実際は違う。地図上に現れたポイントに向かって歩くだけである。そして、歩いて向かっている間は何も起こらない。移動することが楽しくないのである。行かねばならないポイントがあり、そこへ歩かされるという苦労があるだけだ。ポケモンGOはこの歩き回ることを楽しい行為に昇華することに失敗している。この根幹となる現実の移動を楽しませる改善が必要である。すれ違い通信を使ったドラクエの方がゲーム性が優れていた。 

ポケモンGOの人気は本当?なぜか「飽きた」という声がある6つの理由 - イノウエマナブログ
海外では歩きスマホによる交通事故や、レアポケモンキャラで誘導するなどして強盗事件が多発しています。
ポケモン探しに夢中になりすぎて、実際に女の子が崖から転落するという事故もありました。
強盗事件はアメリカならではのことですが、日本でも似たような事件が起こる可能性もゼロではありません。

ポケモンGOがつまらない理由と感想 - かんそう

ストーリー要素が皆無

ポケモンGOはいわばコレクターゲームと言ってもよく、ただただ「ポケモン図鑑を完成させる」ことが目的のゲームらしく、そのため俺達が愛したポケモンの世界にあるようなワクワクするストーリーはまるで皆無。シルフカンパニーという名のビルに潜入ミッションも、墓うろついてガラガラを成仏させるミッションもない。豪華客船にも乗れない。洞窟で岩押して穴に落として川の流れを塞き止めたりもしない。

ただリアル道をうろつき回りポケモンを捕まえるだけの作業に終始してしまい、工場のライン作業となんら変わらねぇ真綿で首を絞められるような退屈な時間でした。

育成が楽しくない

ポケモンGOでは育成という要素が非常に薄くて、今までのように野性のポケモンと自分の捕まえたポケモンを戦わせて、弱らせてからゲットしたり、倒して経験値を稼いだりがない。だから過去のポケモンみたいな感じなのかなーフガフガと期待を膨らませてた人にとっては非常に物足りなく感じるんじゃないですかね。そもそも全然戦えないんだけど!いつ戦えるのこれ?

また、メタスコアは67と海外の主要ゲームメディアからも酷評されているようです。

Pokemon GO for iPhone/iPad Reviews - Metacritic

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「Pokémon GO」 US版レビュー掲載
『Pokémon GO』は懐かしさという不安定な土台の上に立てられた危なっかしいトランプタワーだ。ゲームデザインのほんどは薄っぺらなRPGで、誰でもプレイできる反面、完全に平凡だ。トレーナーのレベルとポケモンのCP(コンバットポイント)の関係性はわかりにくいし、ジムバトルは単純なタップ操作でしかない。バトルの勝敗はいつもCPの大小で決まり、ポケモンのタイプや相性すらほとんど意味がないようだ。またアプリそのものも動作が悪くパフォーマンスが安定していない。

ゲームデザインに深みがないせいで人々が興味を失い始め、ポケモンを現実世界で発見できるという新鮮さが薄れていったときには、プレイヤー同士の繋がりは崩れ、魔法は解けてしまうだろう。

そして、先行して配信された海外では早くもユーザー数が減少に転じているという事実が明らかになっています。

「ポケモンGO」、既にピークを越えた?先行公開の米でユーザー数が減少傾向 - iPhone Mania
先行して公開されたアメリカでは、すでに人気がピークを越えた、との調査結果をSurvey Monkeyが発表しています。
 
Survey Monkeyによると、アメリカにおけるiOS版とAndroid版を合わせたアクティブユーザー数は、現地時間7月7日の公開から1週間後の7月14日に2,500万ユーザーを超えてピークに達しています。

その後、徐々に低下が続き、7月20日時点ではおよそ2,200万ユーザー程度にまで低下しています。

アメリカでは一応一週間は持ったようですが、スマホアプリ大国の日本ではそれ以前に飽きられそうな雰囲気ですね。
歩きポケモンや自転車ポケモンでの接触事故なども発生しているようですので、海外のように日本で死人が出る前に飽きられたほうがユーザーにとっても任天堂にとっても幸せなことなのかもしれません。