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今月のニンテンドードリーム
20thスペシャルインタビュー
堀井雄二×増田順一
ニンテンドードリーム創刊20周年記念インタビューとして、 今年で生誕30周年を迎えた『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親・堀井雄二さんと 同じく生誕20周年を迎えた『ポケットモンスター』シリーズの育ての親・増田順一さんによる 対談企画。ロングインタビューをじっくりお楽しみください。

桜井 それでは最後に、それぞれの新作について話をお聞きしようと思います。 まずは『DQⅪ』。シリーズでは11作目になる新作は、ニンテンドー3DSとPS4が同時発売、それにNXを含めれば3機種に出るんですね?

堀井 そうですね。ハードの仕様がすべて違うので、けっこうな挑戦だと思っています。

桜井 恐れ入りました。

堀井 しかも、3DS版は3Dと2Dと両方作るわけです。スタッフに「それ、できるの?」って聞いたら、「やります」って言うので、「じゃあやろう」ということになったんです。

増田 ということは、3機種で4種類作っている感じなんですね。

堀井 そうなんです。だからいろいろと苦労もありまして、それぞれ見た目も違うし、PS4版もありますので、ちょっと直すと、それらを全部直さないといけないんです。

ドラクエ11は高画質な3DグラフィックのPS4版、2Dドット/低画質3Dの3DS版がそれぞれ開発中ですが、NX版はそのどちらとも異なるものとして開発されているということが判明しました。

PS4版の移植になるのではという予想もありましたが、NXはWii Uと同じくUnreal Engine 4非対応であり、物理的に移植が不可能ということなのかもしれません。
(PS4版DQ11はUE4を使用して開発)

また、PS4版と3DS版はそれぞれ開発チームが異なりますが、堀井氏の言葉からは3DS版とNX版は同じチームが開発しているようなニュアンスを感じ取れます。
おそらく、3DS版の低画質3Dにアプコンを掛けたようなものがNX版になるのではないでしょうか。