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ソニー、予想以上の半導体好調 利益拡大に期待高まる 

ソニーの株価が大幅に上昇している。前日比231円(6.9%)高の3600円まで上昇し、昨年来高値を付けた。2日に発表した2016年10~12月期の連結決算(米国会計基準)を受けて、好調な半導体事業を評価した買いが集まっている。大型株で株式市場全体の影響も受けるが、4000円近い高値を目指すとの見方も出てきた。

実質上方修正――。SMBC日興証券の桂竜輔シニアアナリストは2日付のリポートで、前期比18%減の2400億円に下方修正した17年3月期の営業利益見通しを好意的に受け止めた。1月30日に発表していた映画事業の減損損失1121億円などの要因を除けば、16年3月期の営業利益(2941億円)を上回るからだ。収益を支えた最大の貢献要因は、半導体事業の大幅な伸びにある。
(中略)
SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「プレイステーションVRの販売が今後も拡大すれば、15年高値(5月18日)の3970円が視野に入るだろう」と見る。海外生産比率が高く円高・ドル安局面にも強いのも追い風となる。半導体事業が市況好調で1000億円を稼ぐとの「皮算用」が始まったのも事実だが、ゲーム事業の追い風が加われば株価の一段高が見込めそうだ。

映画事業の営業権の減損処理により1121億円を計上しましたが、特殊要因を除くと営業利益は前年比で大幅増となることが好感されたようです。
今期は熊本震災の1000億円超の損失もありましたし、半導体事業の復調が確かなものとなればいよいよ営業利益5000億円も見えてきたようです。