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2017年6月29日に開催された任天堂の株主総会の質疑応答の議事録が公開されました。

第77期 定時株主総会 質疑応答
(PDF)

簡単にまとめると以下のようなところでしょうか。

Q1. リオ五輪の開会式の演出にマリオを許諾した理由
A1. 日本の文化を発信するため他社と同様に協力した

Q2. PCゲームが伸びて来てるが参入しないのか
A2. E3ではPCやVRの展示が減り、コンシューマー機を展示した任天堂が評価された

Q3. 任天堂ハードに出るソフト数が減少していることが心配
A3. スイッチを計画通りに販売できればサードも参入するはずである

Q4. 株式分割で投資単位を下げれば株主を増やすことができるのでは
A4. 慎重に考える

Q5. スイッチと3DSのすみ分けの考え方は
A5. スイッチも「いつでも、どこでも」といった携帯性がセールスポイント
    3DSはインストールベースがあるので今後もソフトを出す

Q6. 新規層を取り込むための新しいタイプのソフトの予定はないのか
A6. 『1-2-Swith』で新しい遊びを提案済。同様のプロジェクトも動いている

Q7. カービィアニメの配信など、映像コンテンツに力を入れたらよいのでは
A7. 必要に応じて映像制作にも投資する

Q8. テーマパーク関係の今後の展望は
A8. 大阪、フロリダ、ハリウッド以外は未定で今後の交渉次第

Q9. VCタイトルの一般販売は考えていないのか
A9. 様々な活用を考えている。パッケージ販売も可能だが需要次第

Q10. NYのNintendo World Storeを多店舗展開する予定はないのか
A10. 店舗を広げることは考えていない

Q11. 活用できていない現預金と有価証券を株主還元してほしい
A11. 保有キャッシュは決して多くないことをご理解いただきたい

Q12. USJオープン時には株主を優遇してほしい
A12.  そもそも株主優待自体を考えていない

Q13. スマホの課金モデルは今後どうしていくのか
Q13. 買い切りのマリオよりもガチャのFEのほうが売上が多かった。この学びを生かす

Q14. DLタイトルで販売終了となっているものが多い
A14. サードの意向なのでどうしようもない

Q15. 株主総会の集中日に開催するのはやめてほしい
A15. 慎重に検討を進める
 
岩田前社長の時代よりは質疑応答の内容が明瞭になり、わかりやすくなった印象です。
毎年しつこく繰り返されてきた「スマホに参入すべき→ガチャ批判」のくだりや、ソフト不足などの都合の悪い話題になると「そうした見方をされる方はいます。一方で~」と話題を逸らし長々と持論を述べるといったことはなくなった様子です。

ただ、宮本フェローの隙あらば他社のビジネスをディスり、我田引水していくスタイルは変わらないようです。

しかし今年の E3 では、そういったゲームパソコンの展示や、また昨年数多く展示された VR は余り展示されず、そういった環境下で、コンシューマー向けの専用ゲーム機を扱う任天堂を再評価いただけたと感じました。